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古都ルアンパバーン(その2)托鉢とマーケット ―ラオスの旅(2) [ちょっとこだわる:民俗・文化・紀行・時事など]

ルアンパバーンは、長い歴史を有する古都だ。
フランス植民地時代の面影も残る落ち着いた町街並みは、1995年に世界遺産に登録されている。

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早朝まだ暗いうち、ルアンパバーンの露路に人々が集まり、沿道に並んで腰かけている。
敬虔な仏教国のラオスでは、托鉢で一日が始まる。

観光客も参加できるように、托鉢用のご飯やお菓子が売られている。

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オレンジ色の袈裟をまとった托鉢僧の一団が列をなしてやって来ると、人々はご飯などを僧に喜捨する。

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次々とやって来る僧侶に、手元のカゴからご飯を少しずつ手で千切って渡すのだが、うるち米なのでべとつかない。


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観光のイベントともなった托鉢に違和感を持つ人もいるようだ。

明るくなると、露地では路上の朝市も開かれる。

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野菜や魚などの食材、さらにはスカーフなど装飾品(土産品?)もある。

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最近では外国人観光客も多く、サッカリン通りなどには洒落たカフェなども多い。


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メコン川は、タイやミャンマーとの国境にもなっているが、ルアンパバーンのあたりでは、対岸もラオスだ。

対岸の村とルアンパバーンの町の間の渡し舟は、人間のほか、自転車やバイク、さらに車まで運ぶ。

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メコン川を2時間ほど遡るとタムティン洞窟(前々回記事「大石灰岩地帯をゆく!」)に到着するが、途中では中国の援助による橋が建設されていた。

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また、途中のサンハイ村は、特産の焼酎ラオ・ラーオの産地として有名だ。

米で作る蒸留酒で、40度以上の強さがあり、泡盛や白酒(パイチュウ)、あるいはウォッカを彷彿とさせる。

赤米が原料の赤ワインのようなもの、中には、サソリ酒まである。


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ルアンパバーンの町の夕方は、プーシーの丘でメコン川に沈む夕日見物。
多くの人々が日没を待つ。

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残念ながら、この日はきれいな日没を見ることができなかったが。

夜になるとナイトマーケットが開かれて、ここでも多くの観光客が土産物を探す姿が見られる。

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外国人観光客が集まるレストランやカフェは、夜遅くまで賑わう。

こうして、早朝の托鉢に始まるルアンパバーンの町の一日は終わる。


世界遺産の落ち着いた町が、観光客の騒がしい町とならないように祈りたい。



【本ブログ内関連記事】

大石灰岩地帯をゆく!

古都ルアンパバーン(その1)王宮と寺院 ―ラオスの旅(1)




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TaekoLovesParis

フランス植民地時代の建物というのは、白っぽいのが特徴かしら。本家フランスの建物とは違うタイプなのですね。
by TaekoLovesParis (2019-03-26 14:12) 

staka

TaekoLovesParisさん
たまたま写真を撮ったところが、白壁が多かったのかもしれませんね。フランス領インドシナは、ほかにベトナムしか行ったことありませんが、どうだったかな?
by staka (2019-03-26 15:14) 

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