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巨木の下での全国フォーラム 今年は福岡・宇美大会2019 [巨樹・巨木]

全国持ち回りで毎年開催されている「巨木を語ろう 全国フォーラム」。
今年(2019年)の第32回フォーラムが、福岡県宇美町で10月19日午後に開催された。

宇美町は、神功皇后が朝鮮半島出兵(三韓征伐)の帰路、応神天皇を出産した地とされている。町名は、その故事の「産み」にちなみ、2020年には町制施行百周年を迎える。

出産の地とされる宇美八幡宮境内には、出産の際に産衣を掛けたとされる「衣掛(きぬかけ)の森」(幹周20.0m)と、産湯の蓋の役割をしたと伝えられる「湯葢(ゆぶた)の森」(幹周15.7m)という二本のクスノキの巨樹がそびえ立っており、共に国指定天然記念物となっている。

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境内の湯葢の森

会場の「宇美町立中央公民館」や周辺道路には、フォーラムの立て看板や幟旗も。

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会場入り口では、地元小学生が描いた衣掛の森などの巨木の絵と、地元会員などの巨樹写真が展示され、参加者は熱心に見ていた。

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フォーラムの開会に先立ち、宇美八幡宮の伝統神楽が披露された。

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フォーラム開始には、例年どおりの主催者挨拶などがあり、私も共催者の「全国巨樹・巨木林の会」会長として挨拶した。

その後は、基調講演、シンポジウムと続き、宇美町緑の少年団による大会宣言の朗読と採択があった。

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最後は、第1回から引き継がれてきた大会旗が、木原宇美町長から来年度開催の東京都三宅村の櫻田村長に引き継がれて、フォーラムは幕を閉じた。

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夕刻からは、場所を移しての交流会。
勇壮な宇美太鼓は、腹の底にまで響く。

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年1回の全国の仲間たちとの再会を会員たちは何よりも楽しみにしている。
そして、フォーラムを作り上げた地元の人々との交流も。

昆布漬明太子や本物の力士が作ったちゃんこ鍋など、地元の味自慢の料理と酒もまた交流会の楽しみのひとつだ。

翌日は、3コースに分かれてのエクスカーション。
どんな巨樹のドラマを見聞きすることができるか、楽しみだ。


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