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熱帯生態学会 [ちょっとこだわる:民俗・文化・紀行・時事など]

 去る6月21日(土)22日(日)に東京大学で開催された「日本熱帯生態学会」に参加しました。熱帯生態学会は、その名のとおり、熱帯地域の自然や民俗などの研究者の集まりです。吉良竜夫先生などが中心になられて設立されました。初めの頃は、動植物など生物の生態研究者などが中心のようでしたが、最近では地域社会などの研究者も多く参加しています。
 私は、1995年から98年までJICAの「インドネシア生物多様性保全プロジェクト」初代リーダーとして従事していた際に、学会所属の研究者の方々と交流を持ち、現在に至っています。プロジェクトのことは、このブログでも折を見て紹介していきたいと思います。

 私は研究発表はしませんでしたが、いろいろな研究者の方と交流ができ、研究情報も得ることができました。私の所属する大学は経営ビジネス系のため、普段の私の周囲には同分野の研究者もいません。そのため、なんとなく欲求不満に陥ることもありましたが、参加していろいろ刺激になりました。公開シンポジウムの「地域研究と政策研究の協働」は、私の研究テーマのひとつ「国立公園などの保護地域管理者と研究者、地域社会の協働」にも関連し、参考になりました。

 ところで、この学会の研究者(大半が大学の先生や政府研究機関研究員など)は、熱帯ジャングルに分け入って調査研究などをしているせいか、学会でもノーネクタイ、ノー上着、ヒゲモジャの人の割合が多いようです。私の所属している大学は、経営関係でビジネスマン出身者も多いせいか、皆さんスーツにネクタイ姿が多いですね。私も最近は鼻の下の長さを隠すため(?)にヒゲを伸ばしているので、こちらの学会の方が同類の安心感があります。そういえば、ハワイの東西センター(連邦政府立)に勤務していた頃交流していたハワイ大学やカリフォルニア大学の先生方は、ノーネクタイどころかTシャツに半ズボン、もちろんヒゲという方が多かったですね。

 上でも書いたとおり、学会参加とはいえ研究発表をしたわけでもないので、こんな観察をしていました。しかし、学会とはもともとは研究仲間のサロン的な集まりだったわけですから、肩肘張って参加しなくてもよいのでしょう。
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