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ss またまた猫の街へ [ちょっとこだわる:民俗・文化・紀行・時事など]

もともと記事更新が遅いところ、3週間ほどの海外出張が入り、またまた更新が滞ってしまった。



滞在先は、マレーシア連邦サラワク州の州都クチン。


サラワクは、世界で3番目に大きな島ボルネオ島にある。


島の南部約3分の2は、カリマンタと呼ばれるインドネシア領だ。北部は、ブルネイを挟んで東側のサバ州と西側のサラワク州がマレーシア連邦領となっている。


サラワク州に入るには、隣国のシンガポールなどから空路で入国する場合にはもちろん入管の手続きが必要だが、同じ国内のクアラルンプール経由(トランジット)で国内便で入る場合にも国外からと同様に入管手続きが必要だ。


サラワク州は、第2次世界大戦下の日本占領時代を経て、1963年のマレーシア連邦結成時に参加してマレーシアの1州となった。

19世紀には、英国人探検家ジェームズ・ブルックが藩王(ラジャ)となり、約100年間にわたるブルック家3代による白人王国が存続した。


そんなこともあり、半島部のマレーシアからの独立意識が強く、連邦加盟後も強力な自治権が認められている。それが今日でも入州に入管手続きが必要な理由かもしれない。


ともあれ、州都クチンは、マレー語(インドネシア語もほぼ類似)で「猫」の意味だ。

その名の由来には諸説あるが、必ずしもネコとの関係があるわけでもなさそうだ。

しかし現在では、市庁舎の1階には「猫博物館」まであり、街中いたるところに猫のモニュメントもある。


猫博物館には昔クチンに来た時に訪れたことがある。猫に関連する絵画や彫刻・置物・人形など、所狭しと陳列されていた記憶がある。

ネットによれば、日本のドラえもんやなめネコも展示されているらしい。

今回は訪問しなかったけど。


猫モニュメントで有名なのは、街中央部のこのモニュメント。クチンのシンボル的な存在?


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ひっきりなしに観光客が記念写真を撮っている。
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ほかにも、上のモニュメントからすぐ近くの交差点にある白猫の像。


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夜景も美しい。緑ネコ?
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食事などで出かけた街はずれにも、さまざまな猫のモニュメントが。

どれも巨大な猫たち!!


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最後に、街中で見かけた生ネコ?


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いたる所で猫の姿を見ることができる街、クチンだった。


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コメント 4

そら

海外へのご出張お疲れ様でした。
猫博物館にあちらこちらに猫のモニュメントまで。こんなに楽しい国があるのですね。夜景も確かに美しいし、大きな猫さんもいますね。
最後の生の猫wさんもとっても楽しい!
先生はほんとにユーモアたっぷりで、そして分かり易い。いつもとても楽しい気持ちになります。
先生はお忙しいことも海外も慣れてらっしゃるとは思いますけど、お疲れがでませんように。
by そら (2023-09-20 21:29) 

staka

そら さん
いつもご訪問いただきありがとうございます。またこのたびの過分なご評価とお心遣い、重ねてお礼申し上げます。
クチンへは、研究調査でしばらく通うことになると思うので、機会があればまたご報告しますね。ブログ報告ばかりでなく、研究報告に精力入れろと天の声が聞こえてきそうですが!
by staka (2023-09-20 23:14) 

JUNKO

珍しい光景を見せていただきました。ありがとうございます。
by JUNKO (2023-09-22 20:20) 

staka

JUNKOさん
ありがとうございます。JUNKOさんの美しいお写真にはかないませんが、楽しんでいただけたでしょうか。何処に行っても、美しい景色、珍しい景色などがありますね。
by staka (2023-09-22 22:13) 

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