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アクセスの多い「名古屋COP10成果」ブログ記事 [ちょっとこだわる:民俗・文化・紀行・時事など]

 本ブログで、現在のところ最もアクセスの多い記事は、「名古屋議定書採択で閉幕 COPの成果 -COP10の背景と課題(3)」だ。

 もともと私のブログは、それほどアクセスは多くない。その理由の一つは、「学問」などというお堅いイメージの共通テーマに属しているからかもしれない。記事の内容も、生物多様性などの政策解説では、一般の方が頻繁に訪れることはないだろう。そしてブログへのアップ頻度も、月に数回という程度では定期的な読者も付くはずがない。・・・と、わかってはいるが、忙しさにかまけてなかなか対応はできない。いや、別にアクセスなど関係ない、必要な人に読んでもらって少しでも理解の足しになれば、と居直っているところもある。・・・と言いつつ、やはりアクセス数も気になるから、こんな記事も書いているのだが。

 s-COP10新聞DSC00663.jpg「名古屋COP10」に関連するブログは何本か書いているが、「名古屋議定書採択で閉幕 COPの成果 -COP10の背景と課題(3)」が特に多い訳は、どうやら「名古屋議定書」と「COPの成果」のキーワードにあるらしい。それだけ、「名古屋議定書」の内容を知りたいと人が多いということかもしれない。「COP10の成果」も同じだ。

 こんなに関心の高い名古屋COP10だが、結局はよくわからない、というのが多くの人々の実感だろう。駅などに置いてあるいわゆるフリーペーパーのひとつ、リクルート社発行の「R25」11月18日号でも、関連記事が組まれた。そのタイトルもズバリ「ところでCOP10って結局、みんなで何を話してたの?」だ。私がインタビューに答えて解説をしている。担当のライターの方がインターネットで検索して、結局私のブログが一番わかりやすい、とのことでお声がかかったとのこと。誠に光栄だ。実際には、約1時間のインタビューだったが、その中のほんの一部が記事になっている。短文だけに、やや言葉足らず(やや不正確)の部分もあるが、これは致し方ない。発行部数、公称5万部とのことなので、ブログ記事とあわせて、少しでも「生物多様性政策」の理解のお役にたてれば幸いだ。

 実際には、ブログ記事のアクセス者の多くを学生が占めているかもしれない。それも、レポート作成のために違いない。私も、つい先日、「名古屋議定書」に関する南北問題などのレポート課題を出したところだ。若い学生諸君が、遺伝資源を利用したバイオテクノロジーに関心をもち、それらを巡る先進国と途上国の争いを調べることは、何も生物多様性に限らず、世界情勢を理解するのに大変有益だ。

 ただお願いだから、『コピペ』(記事をコピーして、レポートにそのまま貼り付け)だけはやめてほしい。これは、大学教員みんなの切なる願いだ。

 (写真)名古屋議定書採択などでCOP10閉幕を伝える新聞各紙(2010年10月30日付)(再掲)

 (関連ブログ記事)
 「名古屋議定書採択で閉幕 COPの成果 -COP10の背景と課題(3)
 「生物資源と植民地 -COP10の背景と課題(1)
 「ABS論争も先送り 対立と妥協の生物多様性条約成立 -COP10の背景と課題(2)
 「愛知ターゲット 保護地域でなぜ対立するのか -COP10の背景と課題(4)
 「COP10閉幕と記事の流行 -私的新聞時評
 「MOP5って何? -遺伝子組み換えをめぐって
 「国際生物多様性年と名古屋COP10
 「ブログコメント歓迎」


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mimimomo

こんにちは^^
copって初めて知ったのが名古屋からでした。
それまでほとんど関心が無かったです(__;
by mimimomo (2016-09-29 17:49) 

staka

mimimomoさん
そうかもしれませんね。COPを知っている方でも地球温暖化のCOPで、生物多様性条約のCOPは知らないかもしれませんね。
by staka (2016-10-04 22:09) 

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