河津七滝 天城の滝巡り － 天城越えの旅（１） [日記・雑感]
8月末に伊豆天城方面に出かけた。
湘南の自宅からは、国道135号で伊豆半島の海岸線を南下して、河津町から天城山中に向かった。
河津七滝（「かわづななだる」と読みます）に立ち寄り。
伊豆では、滝を“だる”というらしい。
第1番目の「大滝」は、現在は立ち入り禁止で残念ながら見ることができなかった。
そこで、まずは「出合滝」。
二つの流れの合流するところ。
流れの白色と滝つぼの緑色が美しい。
しばらく歩いて、「カニ滝」。
ここから雨が降り出してしまった。
次の「初景滝」には、伊豆の踊子の像が。
初景滝から少し上りの道になるが、木道や吊り橋が整備されているので心配ない。
歩道の脇には「蛇滝」が。
蛇滝を上部からみると、柱状節理がよく見える。
北アイルランドの世界遺産ジャイアント・コーズウェイのミニサイズだ。
この地域一帯では、このような柱状節理をあちこちで見ることができる。
伊豆半島全体が、多様な火山や地形の標本のようなところで、日本ジオパークに登録されている。
地元では、さらに世界ジオパークへの登録を目指して、解説板などにも力が入っている。
今度は「エビ滝」。滝の形がエビの尾ひれに似ているからという。
吊り橋から覗くことができる。
その先には、勇壮な「釜滝」がある。
木道が観瀑台になっている。
釜滝の周辺も、柱状節理など火山溶岩の流れがよく見える地形・岩石の標本だ。
そこから天にまで届くような（大げさかな？）木造階段を上ると、「猿田淵」まで行くことができる。
（写真は、階段の上から下方向を見たところ）
河津七滝を後にして、天城越えの「天城山隧道」へ。
明治37年に完成したという長さ約450mの石造りのトンネルは、重要文化財にも指定されている。
電球はついているものの、水が滴り落ちて暗いトンネルを抜けるのは何となく心細くなる。
そんな思いを抱いて多くの旅人が通過したことだろう。
そのだいぶ手前の道路脇には、川端康成の「伊豆の踊子文学碑」がある。
なんでも、伊豆の踊子の映画ヒロインは、山口百恵まで6人という。
ちなみに、初演は田中絹代、そして美空ひばり、鰐淵晴子、吉永小百合、内藤洋子、そして山口百恵という。
相手の大学生役は、皆さんご自分で調べてください。
そして、氷室もあった。
冷蔵庫のない時代、ここ標高640mの天城山中で天然氷を製造し、小屋の中で保存したという。
道の駅「天城越え」に立ち寄って、伊豆名物のワサビアイスクリームを。
ワサビをクリームに練りこんだのもあるけれど、私はおろし立てのワサビがトッピングされたタイプが好きだ。
天城山中のワサビ田。
道の駅に隣接した昭和の森の奥には、「太郎杉」があるが、今回はパス。
写真は、伊豆市で開催された「第26回巨木フォーラム」（2013年11月）エクスカーションで立ち寄った時のもの。
石川さゆりの天城越えの歌詞にも登場する「浄蓮の滝」も今回はパス。
この写真も、同じく巨木フォーラムの際のもの。
ついでに、名前は忘れたが、やはり柱状節理の岩盤を滑り落ちる滝。（← 旭滝）
今回の記事作成でブログを見直したら、伊豆の巨木フォーラムはアップしていなかった。
2013年は、全国巨樹・巨木林の会が設立されて20周年の記念の年のフォーラムだった。
記念フォーラムということで、気負ってしまって、結局書き切れなかったのかもしれない。
今回の旅は、この後、修善寺温泉から沼津へと続く。
忘れないうちに続きのブログ記事をアップしよう。
そのあとに、遅ればせながら巨木フォーラム伊豆もアップしないとね。
【本ブログ関連記事】
「陽光輝く海原と桜満開の伊豆半島 －国立公園 人と自然(10) 富士箱根伊豆国立公園（追補）」
「世界のフジヤマ、天下の険 箱根、そして踊子の伊豆 －国立公園 人と自然（10）富士箱根伊豆国立公園」
「巨木フォーラム 群馬・高崎・倉渕」
「祝 富士山世界文化遺産登録 － 世界遺産をおさらいする」
「アラン諸島の旅」
おはようございます＾＾
伊豆もこうして歩くと気持ちよさそうな自然がいっぱいですね。なぜだかわたくしは初景滝は行ったことがあります。
この伊豆の踊子像での記憶が（＾－＾
いろんな滝があって、この滝巡りも良いですね～
山を止めたらあちこちの滝巡りをしたいなーって思っているのですよ。
ソフトクリームの上にバッチリワサビ（＠＠ わたくしもワサビはすきですが・・・これはちょと・・・（＿＿
by mimimomo (2015-09-13 09:24)
mimimomoさん
滝登りはちょっと遠慮しますが、滝巡りはいいですね。
特に暑いときにはマイナスイオンも・・・
ワサビアイスは、自分で好きなだけ混ぜることが出来るので、お試しあれ。
by staka (2015-09-13 09:32)
小説の舞台にいくと物語が蘇ってきますね。主人公になった気分です。
by JUNKO (2015-09-13 20:12)
JUNKOさん
小説やドラマの舞台は、どこにいらしたことありますか？
最近は、映画やテレビドラマの舞台ツアーもあるようですね。
by staka (2015-09-13 22:25)