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サラワク州クチンは猫の町!? [日記・雑感]

今月初めから、研究プロジェクトの国立公園管理に関する調査で、マレーシアのサラワク州に滞在している。

サラワク州の州都はクチンで、マレー語で猫の意味だ(インドネシア語でも同じ)。
そのため、街中には猫の像があちこちにある。

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親猫とその足元で戯れる子猫たち


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白い猫たち


「猫博物館」もあるくらいだ。

今回は行ってないが、25年前に訪れたときには、所狭しと猫の置物などが飾ってあって、まさに猫尽くしだった印象(記憶)がある。
猫好きの人にはお勧めかもしれない(現状を確認せずに、無責任かもしれないけど)。


猫の町という割には野良猫は少ないが、川沿いの遊歩道で偶然見かけた猫。
何の話をしているのかな?

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とても、テレビ(NHK-BS 世界ネコ歩き)の岩合光昭さんのようにはいきませんね。


ボルネオ島は、日本の国土面積の約2倍、世界で3番目に大きな島だ。
この島の南半分は、インドネシア領で、インドネシアではこの島をカリマンタン島と呼ぶ。
北側には、マレーシア領とブルネイ王国がある。

マレーシア領は、ブルネイを挟んで、東側がサバ州、西側が滞在中のサラワク州になっている。
サラワク州は、マレーシアの一州とはいっても強い自治権を持っていて、クアラルンプールから国内線乗り継ぎなのに、空港にはイミグレーション(入管)があって、入国スタンプ(?)を押されるくらいだ。

サラワク州は、他のマレーシア地域(半島地域やサバ州)と違って、マレー人や中国人だけではなく、先住民族のイバン族の人口が多いことでも知られる。

また、19世紀後半から20世紀初頭までの100年間、イギリス人のブルック家が王様として支配したサラワク王国が存続したという特異な歴史を持っている。

猫博物館の代わりでもないけど、今回訪れたのはサラワク博物館。
1891年開館という旧館の1階には動物の標本など、2階には先住民族イバン族などの民俗資料が展示されている。
内部は撮影禁止なので、外観だけ。

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美術館もある。

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自然史博物館もあるが、閉館中だった。

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サラワク川沿いには、猫を見かけた(↑写真)遊歩道もある。

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向かい岸には、サラワク王国を偲ばせる王宮や要塞も。ラン園などもあるらしい。

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中央郵便局は、コロニアル風というか、コリント様式の柱が並ぶ素敵な建物だ。

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中華系住民が多いだけあって、極彩色の中国寺もあちこちに。

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そこで食事も中華系が多くなり、これは骨肉茶(バクテー)。
私がよく行くインドネシアと違って、豚肉をふんだんに使った中華風マレーシアの薬膳料理だ。
スープだけでも何杯でもご飯を食べることができそうなくらい、美味しい。

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それに、豚ばら肉の鉄板焼?

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さらに、豚まんのでかいこと!

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ネット環境があまり良くなく、アップにえらく時間がかかるので、とりあえずクチンはこの辺で。

皆さんへの訪問、いただいたniceへの返答など、しばらくできないかもしれませんが、ご容赦を。

そのうちに、国立公園報告もいたしますネ。

【本ブログ内関連記事リンク】

インドネシア通信事情 -ブログ未更新言い訳 

繋がる時空、隔絶した時空 -携帯電話・インターネット考

 

 


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mimimomo

こんにちは^^
先住民族の人口が多いのは良いですね。純粋な人たちも沢山いらっしゃるのでしょ? オーストラリアの先住民は絶えてしまいましたものね。
by mimimomo (2016-03-15 10:34) 

staka

mimimomoさん
マレーシア半島部では、マレー人、中国人、インド人が多いようですが、ここサラワク州では先住民族の割合が多いようです。
かつては森林の奥深くでロングハウスに住んでいた先住民の人々も、最近では町中に出てきて生活する人がずいぶん増えたとか。
by staka (2016-03-15 14:56) 

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