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のんびり返上? ついにスマホ [日記・雑感]

 これまで使用していた携帯電話をiPhone5に変更して、ひと月ほどたつ。

 s-iPhone5DSC01358.jpg今までは、電話やメールの連絡は家族間だけで、他人には携帯電話番号も教えていなかった。もちろん仕事ではメールは不可欠だが、パソコンで対応してきた。

 携帯電話とともに使用してきたのは、PDAという代物だ。SONYのclie(クリエ)という製品である。ひと頃流行った電子手帳と思えばよい。アプリもインストールして、ガンガンにカスタマイズしてきた。しかし、ジョグダイアルが機能しなくなったり、手書き入力の反応も鈍くなってきた。

 s-カバー付clie_DSC01351.jpgSONYがclieの製造を打ち切ってから7年もたつが、愛好者により、カレンダー休日情報の更新などがなされてきた。私も手帳・カレンダーや住所録はもちろん、時刻表、PDF文書の閲覧やメモの作成など、長距離通勤で重宝して使い続けてきたが、そろそろ替え時となった。

 なるほどスマホは便利だが、私が利用している範囲ではclieと大差ない。しかし、リアルタイムで情報を得ることができるのにはかなわない。ずいぶんと便利になったものだ。

 s-携帯電話DSC01356.jpgところが、これが罠ともなる。PCのメールをスマホに転送するようにしたものだから、ひっきりなしにメールが飛び込んでくる。メールチェックの遅れを詫びる必要はなくなったが、何やら追いかけられているようだ。転送設定をやめれば済むことではあるが。

 メールも届かない場所でのんびりするのが真のレクリエーションだなどと、偉そうなことを言っている私がこの始末だ。われながらお恥ずかしい限りだ。

 ・・・と言いながら、このブログ記事も、調査で滞在中のインドネシアからだ。何とも救い難い?


 (写真上) 新たに使い出したiPhone5 
 (写真中) ガンガンにカスタマイズされたSONYのクリエ
 (写真下) これまでの携帯

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タグ:のんびり
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のんびり時間 のんびり空間 -瀬戸内直島 美術館 [日記・雑感]

 先日、香川県議会議員の方々の勉強会講師で、久しぶりに高松を訪問した折に、直島まで足を延ばした。直島は、昔は銅の精錬所とそこから排出された亜硫酸ガスなど公害の島として有名だったが、最近では安藤忠雄さん設計の「地中美術館」や本村地区の「家プロジェクト」などで有名だ。

 s-直島港オブジェDSC01306.jpg直島までは、高松からフェリーで約50分、高速艇で約25分だ。途中の船旅では、屋島、五色台、瀬戸大橋などが遠望できた。かつて高松に4年間住んだこともあり、どれも懐かしい風景だ。特に、フェリーでの“のんびり”とした船旅は、仕事に追われる日常では味わえない貴重な時間だ。なにしろ、船に乗ったら最後、直島に着くまでほかに何もすることはないのだから。船の中でパソコンを睨めて仕事をするなどという野暮なことをしない限りは。

 巨大な赤いカボチャのオブジェが出迎える直島の宮ノ浦港に到着して、町営バスで早速地中美術館に向かった。日曜日ということもあってか、入館チケットを買うのにも整理券が発行され、およそ20分ほど待たされたが、東京の美術展などでの待ち時間に比べれば大したことはない。

 s-瀬戸内海風景DSC01269.jpg美術館は、名建築家の設計だけあり、建物というよりは芸術作品そのものだ。内部の部屋(?)も、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルなどの作品という。当初予想していたような作品(彫刻や絵画など)というよりも、建築や空間構成そのものだ。私は芸術には疎いが、そこでの光と空間が織り成す雰囲気こそがアートなのだろう。

 ちょうど昼時にもなり、館内の「地中カフェ」でスモークサーモンとポテトサラダのサンドイッチとコーヒーを頼んだ。天気にも恵まれたので、屋外スペースで瀬戸内海の島々とそこを行き交う船を見ながら、のんびりと過ごした。

 正直言って、私にとっては美術作品を通して光の変化を鑑賞するよりも、実際の風景の中で日光や波の変化を楽しむ方が似合っている。実際、ジェームス・タレルの作品では、ガイドの解説に従ってみなければならず、のんびりととどまることはできなかった。

 s-直島本村家並みDSC01292.jpg地中カフェから眺めた瀬戸内の風景こそ、瀬戸内海国立公園として指定・保全されてきた、人と自然の相互作用により創り上げられた景観という芸術作品なのだ。この芸術作品をのんびりと眺めるための視点場の装置としては、地中カフェは贅沢過ぎるが最高の場のひとつでもあると思う。

 s-塩アイスDSC01307.jpg「島」という隔離された空間は、“のんびり時間”を満喫するにはもってこいだ。そしてまた、「島」はまさに、“のんびり空間”でもある。実際に居住している方々にとっては、そんな“のんびり”としたことは言っていられないだろう。のんびり時間やのんびり空間は、不便さと裏腹のことも多い。

 私が高松で過ごした時代は、四国そのものが隔離された島であり、それを解消するための地域住民悲願の瀬戸大橋が建設されていた時代だったのだ。

 しかし、今や“のんびり”とした時間も空間も貴重で贅沢なものとなりつつある。日常生活ではなかなか味わえない“のんびり”を非日常の旅で味わうことで、地域の活性化にもつながればと思う。


 (写真右上)宮ノ浦港で出迎える巨大なカボチャのオブジェ
 (写真左上)地中カフェ屋外スペースからの瀬戸内海風景
 (写真右下)本村地区の焼杉板壁の町並み
 (写真左下)直島の海水と太陽から作られた塩のアイス
           *「地中美術館」の建物等は撮影禁止のため、掲載写真はありません。

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久しぶりの札幌 [日記・雑感]

 先日、国際協力機構(JICA)による主として東南アジアの国立公園担当者などを対象とした研修の講師として、久しぶりに札幌を訪れた。

 s-道庁赤レンガ庁舎DSC00753 .jpg研修内容は、国立公園などの保護地域管理に際して、地域住民を排除するのではなく、日本などのように地域と協力する管理の事例を学ぶものだ。私は、保護地域の成立と変遷、歴史的な背景などを世界の事例、なかでもインドネシアの事例を中心に紹介しながら講義した。講義は英語だが、内容はこれまでもこのブログ記事で解説・紹介してきたものだ。

 久しぶりの北海道だったが、前後に予定が入っていて1泊2日のあわただしい旅となってしまった。9月とはいえ、北海道とは信じられないくらいの暑い日で、汗だくにながらの急ぎ足だった。

 s-札幌時計台CIMG0663.jpgそれでも、時間の許す限り市内を見物した。何度も訪れた札幌、そして北海道庁赤レンガ庁舎や札幌時計台だったが、今回初めて内部を見学した。赤レンガ庁舎では、沖縄の尖閣諸島問題の最中、北方四島の展示に関心を持たざるを得なかった。時計台では、時計台の歴史や新渡戸稲造の特別展がなかなかおもしろかった。

 夕食は以前家族が札幌で地元の人に教わったという居酒屋に行った。狸小路のその店(あえて名は伏す)は、観光客の間でも有名らしいが、地元の客も多いようだ。無料のアラ汁は、サケの身が存分に残っている骨と頭などのアラ、さらに大根、タマネギ、ジャガイモなどの北海道の野菜がたっぷり入った鍋から自分でお椀に入れる。これが本当に無料かと疑いたくなるくらいだ。ただし、あるだけ限りというから、大鍋ではあるが遅く行っては味わうことはできないだろう。

 s-刺身盛り合わせdsc00744.jpgそれに刺身盛り合わせもすごい。二切れ、いや三切れ分はありそうなくらい厚切のトロマグロやサケの刺身4種とツブ貝の刺身で千円とは、これも信じられない。

 何度も訪れた札幌だが、今回もまた新しい発見、楽しみに満ちた旅となった。これだから、旅はやめられない。

 (写真右上) 北海道庁赤レンガ庁舎
 (写真左上) 札幌時計台
 (写真右下) 刺身盛り合わせ

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 ほか
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海辺のお散歩と夏の海浜植物 [日記・雑感]

 もうすぐ彼岸というのに真夏日が続く。『暑さ寒さは彼岸まで』というのは、もはや死語となりそうな気配の気候だ。

 s-ハマヒルガオDSC00045.jpg日本の猛暑の夏から逃げ出したわけではないが、今年の夏休みのほとんどをインドネシアでの調査研究で過ごした。“熱帯夜”などというが、本場の熱帯夜は、意外と過ごしやすい。

 s-ハマヒルガオ群落DSC00043.jpgそんなわけで、日本の夏の山や海からはご無沙汰してしまった。ただ、家の近くの海浜には、健康管理と気分転換を兼ねて散歩に出かける。仕事柄、朝から一日中パソコンに向かう会う日も少なくない。
s-ハマボウDSC00075.jpg
 そのような生活の中でできるだけ散歩をしようと心がける。しかし、日中は暑い、気が付くと夜になってしまっている、などの理由(口実)で、実際にはなかなか散歩にも出かけないが。

 s-コウボウムギDSC00065.jpg日常の散歩では、カメラを持参することは少ないが、花が咲いていたりすると携帯電話のカメラで記録することにしている。

 まだ暑さは続くが、自然は確実に時を刻み、姿を変えていく。夏に出会った花々もすっかり姿を消した海浜では、虫の声がボリュームを上げてきた。

 家の周囲にはすっかり緑地がなくなり海“しか”ないと嘆いていた家人だが、海浜植物と刻々と変化する海原の景色を楽しむことを知ってから、海があってよかったと妙に納得している。津波は御免だが。
s-ハマユウImage080.jpg
 
 (写真右上) ハマヒルガオ
 (写真左上) ハマヒルガオ(群落)
 (写真右中) ハマボウ
 (写真左下) コウボウムギ
 (写真右下) ハマユウ

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 「インドネシアでヤギを喰らう
 「街の緑陰
タグ:自然 余暇
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インドネシアでヤギを喰らう [日記・雑感]

 このところ研究調査でインドネシアを頻繁に訪れている。特に、スマトラ南部のランプンには、国立ランプン大学との共同研究、環境省環境研究推進費調査、科学研究費補助金などの研究調査で訪問する機会も多い。

 s-カンビンDSC01201.jpgインドネシアはイスラム国家なので、豚肉は食べない(キリスト教徒や仏教徒、バリ島に多いヒンズー教徒などは豚肉も食べるが)。魚介類のほかは、牛肉、鶏肉、ヤギ肉が主な肉類の食材だ。淡水魚や海の魚、さらにはエビやカニ、イカ、貝類などを使用した魚介類の料理は多く美味だ。牛や鶏も、焼き飯(ナシ・ゴレン)、焼きそば(ミー・ゴレン)あるいは野菜炒めなどに入っているほか、牛のオックステイルやばら肉のスープなども安くて美味い。鶏も最近はブロイラーが多いが、農家の庭先で飼育された地鶏(アヤム・カンポン)は絶品だ。

 s-パダン料理1CIMG0064.jpgいろいろなインドネシア料理の中でも、ランプンで必ず一度は訪れる食堂(とてもレストランとは言えない)でヤギ料理を食べるのが楽しみになっている。初めて店の前を通りかかった時に、店先で焼いている串焼きの匂いに釣られて入って以来のひいきの店だ。日本でいえば、ウナギのかば焼き屋の匂いに釣られて入るようなものだ。最近はウナギも高くなって、なかなか入りにくくなったが。

 s-インドネシア料理3DSC00278.jpgサテ・カンビン(Sate Kambing)は、ヤギ肉の串焼き。ソプ・カンビン(Sop Kambing)は、ヤギ肉のスープ。先日も、一人でその両方を注文した。ヤギ肉は独特の匂いがあり、ヤギ乳やチーズも含めて、毛嫌いする人も多い。そのヤギ肉料理を2種類も注文したのだから、ヤギ肉の嫌いな家人ならあきれるだろう。しかし、確かに脂っこいものの、やや塩味の効いたそれは、なかなかのものだ。特に、甘辛いタレに付けて焼いたサテ・カンビンの香ばしい匂いと味は、日本の焼き鳥に勝るとも劣らない(サテ・アヤムという焼き鳥そのものも同様だが)。

 ヤギ料理は、比較的庶民の料理で、調査に出かける山の村の食堂でも見かける。しかし逆に、都会の食堂のメニューではあまりお目にかからない。かつては、祭りごとや客人のもてなしには、鶏かヤギをつぶして料理したというが。

 s-牛車DSC00376.jpg祭りごとでも、さすがに牛は高価で手が出せない。スラウェシ島のトラジャの葬式など特別な場合には牛を奉納するが、その頭数が権力・財力を示すとして、家の入り口に何頭分もの牛の頭骨を飾っているほどだ。

 s-ヤギ飼育DSC01679.jpgその点、ヤギはまだまだ庶民の食材だ。イドゥル・フィトリ(断食明け大祭)の前日近くになると、街中の道路の緑地帯などにもヤギが放たれて草を食んでいる姿をよく見かける。大祭が明けると、そのヤギの姿も見られなくなるので、きっと人々の胃袋の中に消えてしまったのだろう。

 多様な民族と文化を誇るインドネシア。地方ごとに美味しい食材と料理がある。それに出会えるのも、旅の魅力の一つだ。

 (写真右上) ソテ・カンビン(手前)とソプ・カンビン(白い飲み物はsirsakジュース)(ランプンの食堂で)
 (写真左上) インドネシア料理の代表のひとつパダン料理(スマトラ島にて)
 (写真右中) 地方の食堂(自分で選ぶ)(ジャワ島にて)
 (写真左下) 牛は食料だけではなく、現在でも重要な動力手段(スマトラ島にて)
 (写真右下) ヤギ飼育は山奥の村でも重要な換金手段(ジャワ島にて)

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アラン諸島の旅 [日記・雑感]

 先日(7月26日)のNHKテレビ(BSプレミアム)で、糸井重里さんがアイルランドのアラン諸島をめぐる「旅のチカラ」という番組をやっていた。震災復興のために編み物産業を育成している糸井さんが、そのヒントを求めての旅だ。

 s-アラン諸島0949.jpgアラン諸島とは、アイルランドの西、ゴールウェイ沖に浮かぶイニシュモア島、イニシュマン島、イニシィア島の3島をいう。断崖絶壁に囲まれた小さな島々で、全島が石灰岩の岩盤だ。イニシュモア島の断崖では、観光客が恐る恐る身を乗り出して眼下の波頭砕ける光景を見下ろしていた。

 アラン諸島は石灰岩でできていて、土壌が薄いために耕作はほとんどできない土地だ。掘っても掘っても、岩しか出てこない。住民たちは、その掘り出した岩を丹念に風よけに積み上げて、耕作地や放牧地を造成していった。落ち葉などの腐葉土の代わりに、海岸で拾い上げた海藻をすき込んで土壌にした。

 s-アラン諸島0932.jpg番組では、伝統的なセーターのアラン編みも、根気を詰めての手編みをする職人がいなくなってきたと報じていた。1着完成するまでに、200時間もかかるらしい。アラン編みセーターは、島の漁師たちが厳しい冬の漁に出るときに着用したもので、そこからフィッシャーマンズセーターとも呼ばれている。この手編みのセーターを着用した漁師は、万が一水難したときにもその編模様で身元が分かったということを以前聞いたことがあった。家の家紋みたいなものだと思っていた。番組に登場した地元の編み手によると、もともとは編み手の母親が自分の好きな柄、編みやすい柄を編んでいたのが、いつしかその家の伝統の編み柄になったということらしい。

 ケルトの伝統も次第に薄れていく現代だ。アラン諸島でも、廃墟となった昔の農家の建物が目につく。便利になったとはいえ、強風が吹きすさび、土さえない土地での生活はきっと厳しいに違いない。私が訪れた8月の花々が咲き乱れる天国のような光景からは、想像だにできない。

 s-アラン諸島0980.jpg東日本大震災の被災者の皆さんの生活も、想像の域を超えることだろうが、一刻も早く復興することをただただ祈っている。手作りの暖かさ、人とのつながりを大事にしたい。

 (写真上)断崖から覗き込む観光客(イニシュモア島にて)
 (写真中)石を積み上げた農地の囲い(イニシュモア島にて)
 (写真下)咲き乱れるヤナギランとヒース(イニシュモア島にて)

 (関連ブログ記事)
 「チェジュ(済州)島とアラン諸島を結ぶもの
 「音楽と騒音と -海外調査から帰国して文化の多様性を考える」(アイリッシュパブのことなど)
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嵐のあとで [日記・雑感]

 昨日の晩の台風は、関東地方でも結構猛烈だった。駅から家まで10分余のところ、歩いたらズボンはずぶ濡れになってしまった。いつも背負っている リュックは、以前の大雨で中にまで雨がしみ込んで書類なども濡れたことがあったので、いつも防水のリュックカバー(ザックカバー)を持ち歩いていて大丈夫だった。

 家についてしばらくしたら、家族の乗った電車が隣町の駅で運転打ち切りとか。車でその駅まで迎えに行くことになったが、途中の雨の凄まじさはワイパーでも前が見難いほどだった。おまけに駅前は迎えの車で大渋滞、駅前に侵入するまで1時間近くかかった。帰りの路上には、飛んできたゴミ箱や街路樹の枝などが落ちていて、夜間の車を運転するのも大変だった。

 そこで、去年5月に沖縄で出くわした猛烈台風を思い出した。下のブログ記事は、裏ブログに去年掲載したものの使い回しでスミマセン。

 ---・・・---・・・---・・・--- 
 最大風速55mという猛烈な台風が沖縄を襲い、さらに本州各地で大雨をもたらしている。

 那覇では、28日土曜日の暴風雨の後、翌29日(日)には朝から晴天だった。台風には慣れているであろう沖縄でも、5月にこれだけ強烈な台風は珍しいという。DSC01196.jpg

 市内各地には折れた枝が散乱していた。そして、それを黙々と片づける人々の姿があった。被害がそれほど多くなかったということもあるかもしれないが、やはりそこには毎年多くの台風に襲われる沖縄で生きてきた人々の日常があった。

 毎年台風に襲われ時に大きな被害を受けながらも、その爪痕を黙々と片づける人々。それは、先のブログで紹介した自然に打ち負かされることなく、自然と折り合いをつけながら長年生活してきた人々の姿ではないかと思う。DSC01197.jpg

  東日本大震災の被災地を私は訪れたことはないので軽々には言うべきでないが、テレビなどで見る映像には沖縄の人々にも通じた黙々と被災現場を整理する人々の姿がある。 東日本大震災は数百年に一度あるかないかという大被害でありとても比べ物にはならないが、なんとか一刻も早い復興を遂げてもらいたい。

 (写真上) 名所の石畳の道に散乱した折れた枝
 (写真下) ごみ袋に集められた折れた枝や落ち葉


タグ:自然
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当たりにも いろいろ? [日記・雑感]

 世の中には、宝くじや懸賞クイズなどによく当たる人とほとんど当たらない人がいる。確率は“人類皆同じだ”と信じたいが、どうもそうではないらしい。というのが、私の実感だ。そう。私は後者のほとんど当たらない人の部類と自覚している。だから、ひがみもあるのだろう。

 その私が、当たった!! 何にかと言えば、e-tax(国税電子申告・納税システム)で申告した税金の証拠書類提出だ。e-taxで提出が省略されている源泉徴収票や医療費領収書などの提出依頼が税務署から来た。別にやましいことはないので、さっそく保管してあった書類を郵送した。

 それにしても、宝くじや懸賞くじにも当たらない私が、よりによって「この制度をご利用いただいた方の中から一定の方を抽出させていただ」いた(税務署からのお願い文書)のに当たるとは。テレビなどの懸賞も、妻や子供の名前で応募しているくらいなのに。

 今までも不運を嘆くと、「交通事故に当たるよりも、当たらないほうがよいのでは」とよく慰められた。確かに、“当たり”にもいろいろある。e-taxの書類提出依頼に当たるのも、当たりは当たりだ。そのうち、もう少し得するものにも当たるかもしれない。と希望を持つことにしよう。とりあえずは、このブログでも取り上げた私の(専門分野のほぼ完成した)原稿が、どこかの出版社にでも当たる(取り上げられる)ことを祈ることにしよう。あてはないけれど。


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原発節電とクールビズのゆくえ [日記・雑感]

 昨日(5月22日)は春先の寒さだと思ったら、今日は夏日の気温で、10度以上の差がある。先日の竜巻といい、まったく、異常気象とも言えそうな最近の気象には参ってしまう。いよいよ来週末からは6月で、昔から衣替えの時期だ。原発再稼働問題をめぐって議論が続いているが、判断の分かれる電気の需給バランスの算定根拠の一つに、この夏の節電の動きの評価(期待)がある。その節電対策の一つが、クールビズだ。

 熱帯のインドネシアで暮らしたことがある我が家では、この時期になると決まったように家人が「インドネシアは“衣替え”の必要がなくて楽でよかっ た」と嘆く。別にインドネシアに季節がないわけではなく、雨季と乾季とでは、気温も違うし、それぞれに咲く花や実る果実も異なる。インドネシアで暮らし始 めたころ、デパートセーターを 売っているのを見て、誰が着るのだろう、これはきっと寒い地方に海外旅行に行く人のために違いない、と思ったことがあった。しかし、実際には街中でセー ターを着用している人が結構いる。我々日本人からすれば、熱帯のインドネシアは一年中暖かいと思うのだが、彼の地の人々にとってはやはり雨季になると肌寒いと感じるようだ。

 昨夏も大震災に伴う原発事故によって節電を余儀なくされたが、今夏はどうだろう。クールビズの旗振り役の環境省などでは、スーパークールビズもOKだという。いわゆるアロハシャツ的な派手なものを指すようだ。私の住んでいる自治体では、クールビズが叫ばれるだいぶ前から夏季にはアロハシャツを着用している。なぜ沖縄のかりゆしではなく、ハワイのアロハなのか。理由はよく知らないが、おそらく地元出身の「若大将」加山雄三やサザンオールスターズ桑田佳祐など南国リゾート海岸のイメージからだろうと思う。

 新聞記事などによると、クールビズを取り入れる企業は多いが、“スーパー”クールビズとなるとちょっとという企業(あるいは社員)が多いという。営業やサー ビス業で、顧客への礼儀として夏でもネクタイ着用を義務付けるところもまだまだ多いようだ。当の客の方は、それほど気にしていないのではないかと思う。形式的なことよりも、本当の意味でのサービスを求めるのではないか。といっても、私とその周囲だけの意見だが。これを形式主義ととらえるか、必要な規律とと らえるか、判断は人により異なる。私の経験でも、内部の会議なのにネクタイを着用して、そのくせ暑いので上着を脱いでワイシャツ姿になる、というような場面に何度も遭遇した。それなら初めからネクタイ着用などしなければよいのに・・・。

 米国政府の東西センター客員研究員としてハワイに滞在していた時の経験では、観光客や住民はもちろんのこと、ハワイ大学やカリフォルニア大学の教授までもTシャツやポロシャツに半ズボンという格好の人が何人もいた。日本でも、日本熱帯生態学会という学会の年次大会では、例年6月に開催されているせいか、昔からノーネクタイ、ノー上着の人が多い。それだけではない。ヒゲを伸ばしている人の割合も、一般的な集まりよりも多いように思う。熱帯ジャングルの研究フィールドから帰国したばかりという人も多いから、自然とそうなるのかもしれない。ヒゲも伸ばしている私には、違和感のない落ち着く空間でもある。今年の6月の年次大会ではどうだろうか楽しみだ。

 どこまで、そして何が顧客サービスなのか、節度や規律と自由、個性、多様性との関係は、人により考え方も千差万別だろう。大げさだが、この国の価値観の変革が投影されているとも言える。普段はファッションに無頓着な私も、今年の節電本番の季節を前に、クールビズなどこれからの動きに関心を持たざるを得ない。

 (関連ブログ記事)
 「イベント自粛と被災地との連帯 -自粛の連鎖から多様性を考える
 「形から入る -山ガールから考える多様性
 「熱帯生態学会


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ドリアンの変わった食べ方 グルメな話題2題 [日記・雑感]

しばしば研究調査でインドネシアに滞在する。
そこでドリアンの変わった食べ方を2つほど仕入れた。
15年ほど前には3年間滞在し、最近もほぼ毎年訪れているインドネシアだが、訪問するたびに新しい発見がある。

ドリアンは、「果物の王様」といわれる。
独特の美味さは食べた人でないとわからない(まあ、なんでもそうだろうけど)。
しかしその美味さも、当たり外れが大きい。

15年前に滞在した時にも、さっそくチャレンジしてみた。
しかしその味は、とても果物の王様からはほど遠いものだった。
時には味もなにもなく、時には渋いばかり。
「果物王様」のネーミングの意味が全く分からなかったほどだ。

それと、あの匂いには閉口する。
乗り物やホテルには持ち込み禁止になるほどの強烈な匂いだ。
地元のパサール(市場)に行けば、生ごみの腐敗臭にドリアンの強烈な匂いが混ざり、何とも言えない、初めての人にはとても耐えられない匂いが、あたり一面に漂っている。

その後何度かチャレンジして、やっとその美味しさに到達した。
それからは病み付きになり、インドネシア訪問のたびに買い求めている。
生クリーム系が好きな私からすれば、やはり一番的確な例えは、ネットリ、トロリとしたチーズケーキ、というところだ。

それほどのドリアンとの付き合いだが、調査で初めての食べ方(?)を2種体験した。s-ドリアンコーヒー00314.jpg

スマトラのランプンはドリアンの本場として名高いが、調査に行った際に教わったのは、コーヒーにドリアンの実を入れて、溶かして(ほぐして)飲むものだ。
確かにコーヒーがマイルドになる。しかし、私に言わせれば、ドリアンはドリアンとして食べたほうがよい。

もう一つの食べ方は、実は普通に食べるが、残った大型の種を茹でて、中の果肉を食べるものだ。
こちらは、何となくヌルッとしたサトイモの食感で、なかなかいけると思う。
これなら、ドリアンが2倍美味しく食べられるというものだ。

東南アジアを訪問してドリアンを食べる機会があったら、ぜひ試してみてはいかがだろう。
ただし、スーパーなどで売られている果肉(食べる部分)が多く、種がしなびたような改良ドリアン(?)ではこの食べ方はできない。
やはり、地元の道端で売られているような奴のほうがよい。

もっとも、まずはドリアンそのものを食べることにチャレンジして、その味と匂いを克服してからだけれどもね。
今年度は、新たにマングローブと地域社会との調査も始まる。当分の間インドネシアに出かけることができるので、また変わった食べ方を仕入れてこよう。

 (写真) コーヒードリアン (スマトラ島ランプン州メトロ市の食堂にて;ただし、メニューにはありませんよ)

 (本記事は、共通テーマ「学問」で投稿した記事を、ためしに共通テーマ「グルメ・料理」として再投稿したものです。)

 (関連ブログ記事)
 「そのおいしいコーヒーはどこから? -スマトラ島の国立公園調査
 「バーベキュー炭もマングローブから:マングローブの生活資源 -スマトラ島のマングローブ林から(3)
 「そのエビはどこから? -スマトラ島のマングローブ林から(2)
 「アルバニアのんびりカフェ
 「熱帯林の保全 それとも遺伝子組み換え食品? -「生活の中の生物多様性」講演の反応


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10年前のその日 in Hawaii [日記・雑感]

 2011年9月11日は、未曽有の東日本大震災から6か月、そして世界を震撼させた同時多発テロから10年目だ。様々なメディアで取り上げられている「10年前のその日」、私はハワイに在住していた。

 米国連邦政府の研究機関、東西センターの客員研究員としてハワイに在住していた私は、いつものようにイリカイホテル(当時)にあるコンドミニアムの一室から出勤した。階下に降りるエレベータに乗り合わせた初対面の老婦人が話しかけてきた。「ニューヨークで、飛行機が墜落したそうよ。知っている?」テレビをまだ見ていなかった私は、また事故が起きたのかという程度の思いで、軽く首を振った。

 研究所のあるハワイ大学までは、アラモアナショッピングセンター内のバスセンターから通っていた。徒歩でバスセンターまで着いた私は、いつもなら開店準備に忙しいショッピングセンターが、やけに森閑としているなと思った。しかし、特段の疑問も湧かなかった。

 研究所のフロアは各研究者の個室が並び、在室を示すためもあり、ドアを半開きにしておく風習があった。その日は、昼になってもドアが開いている研究室は少なかった。廊下で出会った同僚研究者が、「今日はずいぶん静かだね。」と声をかけてきたが、私も「本当だね。」と同意するだけだった。この静かさの理由をまだ知らなかったのだ。

 このわずかな異変が、同時多発テロのせいだと知ったのは、夕方に部屋に戻ってテレビを見てからだった。ずいぶんと間の抜けた話だ。しかしこの日から、テロの現場から遠く離れたハワイの日常の光景も一変した。なにしろ、ハワイも米国の一州であり、観光客が多く集まることからテロの対象となるかも知れなかったのだ。

 テレビはすべての局で、ニューヨークのテロ現場などの映像を一日中流し続けた。その番組の始まりには、必ず米国国旗「星条旗」が翻っていた。自室のベランダ(ラナイ)から見ていた眼下のヨット―ハーバーやプールサイド、ホテルの各部屋の様子も一変した。多くのベランダには星条旗が垂れ下げられ、もともと小さな星条旗をつけていたヨットも、停泊中はヨットの帆とも見まがうほどの大きな星条旗を掲げるようになった。ほとんど毎晩プールサイドで演じられていたフラダンスショーも中止になった。隣のヒルトンホテルで毎週開催されていた花火も、中止になった。道路を通過する多くの車も星条旗を窓に付けていた。

 日常の光景が変わっただけではない。観光産業もずいぶん打撃を受けたようだ。アラモアナショッピングセンターも、その日からずいぶん長い間、センター全体が閉鎖状態だった。飛行機も飛ばないため、海外体験学習に来ていた知り合いの大学のグループも帰国できなかった。といって、いつ飛行場が再開されて、帰国の連絡があるかもわからず、連絡待ちのために宿泊ホテルから外出することもできない。ショッピングや観光にも出かけることができなかった。もっとも、ショッピングセンターも閉鎖されていたのだから、どうしようもなかったが。

 その後も、研究所では「炭疽菌」騒動が何度か起きた。白い粉の入った郵便物が届けられたとかで、突然、全員退去の放送が流れた。しばらく建物外に出ていると、異常はなかったとの連絡があり、再び部屋に戻った。

 それでも徐々に街の様子は元に戻り、プールサイドのフラダンスショーも、週に1回と回数は少ないながらも再開されるようになってきた。ホノルルマラソンも、予定通り開催された。

 それにしても、非常事態の際の米国民の星条旗にかける思いには驚いた。多くの移民からなり、法律も州ごとに異なり半ば自治州状態の『合衆国』米国では、連邦国家の統一のシンボルとしての「国旗」「国歌」が思いのほか人々に強く受け入れられている。普段でも国旗が登場する機会は日本よりも多いが、非常事態となると、ホテルの泊まり客も、自動車の運転手も、皆が国旗を掲げ、犠牲者への弔意と団結しての対処の意志を表すのだ。

 「愛」の表現を含め、すべてを態度や言葉にしなくては意思の疎通ができない欧米に対して、日本や東洋では、奥ゆかしく、以心伝心でも事足りてきた。むしろ、大げさに態度に出す人は嫌われる傾向があった。

 今回の大震災でも、日の丸を掲げなくとも、国民は被災地の人々に思いを寄せ、義捐金やイベント中止、ボランティアなどの目に見える形で一致団結してきた。多くの人の熱き思いは、被災地の人々にも伝わっていると思う。

 しかし、すべてが以心伝心で事足るとは限らない。多くの国民が意に反して戦争に巻き込まれ、大きな犠牲を払った経験もある。必要な時には、はっきりとした態度表明も必要だと思う今日この頃だ。


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ブログコメント歓迎 [日記・雑感]

 これまで、このブログではコメントは受け付けていなかったが、これから受け付けをしたいと思う。皆さん、是非コメントをお願いします。皆さんのコメントが、さらにブログを続ける活力を与えてくれることでしょう。

 ブログでは、生物多様性のこと、国立公園や世界遺産のこと、自然の癒しや巨木など、自然と人間との関係に関連する様々な記事をアップしてきた。単に思いつくことを書くだけでなく、読者のみなさんに自然のことや私たちの生活との関連などについて、少しでも理解していただきたいとわかりやすい解説も心掛けてきた。アクセス状況をみると、学生さんのリポートにも活用されているらしく、特定の検索ワードから記事にアクセスが集中することもある。

 また、名古屋で開催される「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」が近づくにつれて、マスコミや一般市民にも「生物多様性」への関心が高まり、記事へのアクセスも増えてきた。長年にわたり生物多様性政策に行政官として、研究者として、取り組んできて、ブログで解説してきた私としては大変うれしい。

 これまでブログでは、コメントは受け付けてこなかった。第一の理由は、コメントをいただいても返事をする時間的な余裕がないことだ。メールにも律義に返事をしていると、それだけで大変な時間がかかり、溜まった仕事をこなすのがますます難しくなる。そこにブログコメントが加わったら、もうお手上げだという気持ちが強かった。また、コメントで非難されると気弱な私は委縮して、ブログを続ける意欲が無くなってしまうのではという恐れもあった。

 しかし、独りよがりでブログを続けるよりは、さまざまなご意見、質問、感想などコメントを受けつけて、それを糧にした方がよさそうだと思うようになってきた。学生の反応がない大学での講義よりも、打てば響く講演会の方が、やりがいはあるのと同じだ。いやこれは、私の大学の学生諸君への非難ではなく、多くの大学の先生方が感じていることのようだ。つい先日も同じ会話をしたばかりだ。ただ、まだ臆病な部分も残っているので、コメントは確認後に表示させていただくことにしたい。また、勝手で申し訳ないがコメントに対する返事はできないので、この点もご了承願いたい。ひょっとして時間と余力があれば、コメントに返事するかもしれないが、あまり期待はなさらぬように。

 いつものとおり言い訳が多くなってしまったが、皆様よろしくおねがいします。過去記事にもコメントができるようにしますので、どしどしコメントをお寄せください。


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ブログ構成(カテゴリー)の変更 [日記・雑感]

 ブログ「高橋進/共栄大学 人と自然」をご愛読いただき、ありがとうございます。

 これまでこのブログでは、研究分野の生物多様性、国立公園・世界遺産などの保護地域、自然の中での余暇・癒しなどについてのできるだけわかりやすい解説と、研究活動、講演活動、その他思いつくままの随想などをアップしてきました。カテゴリーもこれに合わせ、「解説」記事と「随想」記事に大きく分けてきました。

 ブログ記事には、学生さんのレポート作成(?推測ですが)を含めて、多く方々からの検索アクセスもありました。しかし、活動報告や随想なども、内容は専門の解説記事と関連し、時にはほとんど解説にもなってしまいます。その結果、関連事項がそれぞれ別のカテゴリーに入っていて、調べにくいこともあったと思います。そこで、内容からみた関連分野のみの分類に変更します。ただし、変更後でもやはりカテゴリー間で重複する内容はあると思います。一方で、カテゴリー分類を撤廃すると、ブログ記事の増加に伴いますます混乱してしまうでしょう。カテゴリー化(カテゴライズ)や分類は、ブログに限らず日々の生活での整理などでも難しいものです。何事につけ、完璧は達成しがたいものです。どこかで割り切るしかないでしょうね。

 とりあえず、変更後のカテゴリーは、「生物多様性・生物資源」「保護地域-国立公園・世界遺産」「自然の中での余暇・癒し」「巨樹・巨木」「地球環境・環境倫理」「その他:民俗・文化・紀行など」「プロフィール」とします。このうち、これまで連載で掲載してきた「国立公園 人と自然」は、保護地域のサブカテゴリーとして存続します。

 なお、ブログのタイトルも、「人と自然」のみに簡略化しました。これからも、「人と自然」ブログをご愛読ください。

更新2010/02/24


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